8月24日から、片山コーチのアテンドでドイツのプロ野球チーム、「ケルンカージナルス」のサマーキャンプ(夏合宿)に、インディの4人の選手が参加しました。
現地の参加者は小中学生合わせて64名で、月曜日から金曜日の10:00-17:00で一緒に野球をして、彼らの家にホームステイをしました。
5日間のベースボールキャンプではドイツ代表選手やトップリーグでプレーした選手から直接指導を受け、毎日ゲームも行いました。
現地の子たちとも交流を深め、キャンプ終了後には写真を取り合ったり連絡先を交換したりしていました。
土曜日にはクラブのGM自らケルンに隣接する歴史あるアーヘンの街を案内してくれて、
・アーヘン大聖堂
・アーヘン旧市街
・ドイツ・オランダ・ベルギー3カ国の国境が交わる地点(ドライランダーエッケ)
などを訪れ、異文化とヨーロッパの歴史に触れました。
日曜日はホストファミリーデイでそれぞれのホストファミリーと最後の1日を過ごしました。
野球の海外ツアーはほかにもありますが、このプログラムはまったく違うものだと感じました。息子は帰ってくるなり「自分がやりたかった野球が思いきりできた」と、本当に楽しそうに話してくれました。
驚いたのは英語です。日本では使う機会がありませんでしたが、使うしかない環境に入ったことで、現地の選手やスタッフと自分から話していたようです。帰国後には「英語を勉強しようかな」と、自分から言い出しました。
何よりうれしかったのは、息子の話がとても具体的だったことです。「外国ってすごかった」ではなく、「この人と会って、こんなことがあった」と、一人ひとりとの出会いを話してくれます。本当の意味での国際交流ができたのだと思います。
今では、ドイツの大学についても自分で調べたり、また来年も行けるようにバイトすると言っています。野球をきっかけに、息子の世界が大きく広がった夏でした。
帰ってきた息子は「すごく楽しかったから、来年も行くわ」と、行くのが当たり前のように話しています。ホストファミリーのお母さんもとても優しかったそうです。
滞在中、息子からの連絡はほとんどありませんでした。それだけ毎日が楽しかったのだと思います。現地の様子は写真で見ていましたが、街もきれいで、安心して見守ることができました。
何より良かったのは、「野球で行く」ということです。言葉が話せなくても、プレーをすればなんとなく通じ合える。スポーツは本当に世界共通なのだと、息子の姿から感じました。英語がほとんど分からない息子でも、現地の子どもたちと一緒に野球を楽しめたのは、このプログラムだからこそだと思います。
一人で海外に行くのは初めてでした。英語も話せません。どんな家に泊まるのか、ちゃんと意思疎通ができるのか、出発前は親のほうがずっと不安でした。
でも本人は、行く前から「言葉が話せなくても、野球ができれば通じる」と言っていました。実際、必要なことは翻訳アプリで伝えていたそうです。ホストファミリーはお父さんがコロンビア出身、お母さんがドイツ人のご家庭で、家の中の会話は英語。初めての料理も楽しみながら、のびのびと過ごしていたようです。
滞在期間中、現地からの連絡はほぼありませんでした。
キャンプの途中から「来年も俺、来るから」と言っていたそうで、帰国してからも「本当に楽しかった」「また行きたい」と話しています。疲れたのは飛行機だけ、だそうです。
言い出しにくいことを自分なりに考えて乗り越えるなど、親の知らないところで良い経験をたくさんしてきたと思います。感謝しかありません。