Summer Camp2021レポート

概要

2021年8月9日〜13日の行程で、北海道上川郡東川町でのサマーキャンプを開催しました。

コロナ禍ということもありましたが、2週間前からの健康観察、出発直前のPCR検査、キャンプ中は外部との接触を最小限にすること、そして帰京後2週間の健康観察、その他あらゆる対策を取り、実施しました。

今回のサマーキャンプ参加者は、東京インディペンデンツの選手21名、スタッフ5名。そして一般社団法人生きる力のロングライドチームの参加者32名(保護者含む)、スタッフ2名、合計60名でした。

野球トレーニング

初日、2日目、5日目は、通常の野球メニューとなりました。

あいにく、2日目は雨でグランドが使えませんでしたが、体育館(東京での体育館の2倍程度の広さ)をお借りすることができました。

今回の合宿テーマとして加藤監督が掲げたのが、バットをたくさん振り込むこと。初日と5日目は、ピッチングマシン4台を使っての打ち込み、2日目も体育館の中で羽根などを3時間近く打ち、かなりのスイング量になりました。

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ロングライド

3日目は、東川町からファーム富田まで、往復約100kmの行程のロングライドも行いました。

7時20分にスタートし、東川町→ファーム富田までの往復。途中、クリスマスツリーの木や四季彩の丘、ジェットコースターの路など名所を巡りながら往復約11時間の道のり。

途中、パンクしたりギアが故障したりというトラブルもありましたが、東川町で行うオフィシャルのロングライド大会にも参加しているサポートカーが3台ついてくださったおかげで、すぐ修理をしていただき再び走り出すことができました。

残念ながら、1台修理不能、3台がパンクを直せず(10台もパンクしてしまい予備のチューブが無くなってしまいました)、加藤監督を含む4人が最後はマラソンでゴールインすることになりましたが、多くの選手が無事完走することができました。

北海道の大自然の中でのロングライドというのは、普段経験し得ないことだと思います。これらは、前述のサポートカーの他、伴走してくださった東川町の方々のご協力があってのことです。

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その他の野球活動(紅白戦LIVE配信、ラプソード測定等)

2日目は、1日雨天のため体育館活動となりました。マルチスポーツを推奨するインディペンデンツ。体育館では羽根打ち以外にもバスケットボールやドッチボールも行いました。

また、東川町と協定を結んでいる R-body projectの中島コーチと小野寺コーチに来ていただき、特別トレーニングメニューも実施いたしました。

また、体育館の外周がランニングコースになっていることから、リレーなども行いました。雨天時も十分な施設があり、充実した練習をすることができました。

4日目の午前中は、本来地元チームとの練習試合を予定していましたが、コロナ禍で外部との接触を制限したためチーム内での紅白戦に。

東京にいらっしゃる保護者の皆様に見てもらうため、加藤監督解説で紅白戦をLIVE配信しました。

紅白戦について

また、午後はラプソード計測。インディペンデンツでは定期的に計測をしています。打球速度やボールのスピードなどを計測し、日々の成長を記録しています。

ラプソード計測について

学習(LINE計算コンテスト、小論文等)

文武両道を目指すインディペンデンツでは、合宿中も勉強の時間を設けます。

サマーキャンプでは、LINE計算コンテストも行いました。毎朝5時30分から毎日10問、簡単な計算問題をLINEグループに流し、全員で競争をするコンテストです。

1位から得点をつけていき、4日間の合計点数で競い合いました。

キャンプに参加できなかった東京組も参加してくれて、東川町の選手と競い合いました。


結果は、

1位 門井樂君(234ポイント)

2位 中畑快斗君(151ポイント)

3位 有馬敬人君(127ポイント)

でした。

また、小論文も行いました。

今回の論文問題は、実際の東京大学入試試験に準拠した問題としており、その問題に対して一定のアウトプットを出すことができたこと自体は自信をもっていいと思います。 この論文問題に関しても、選手一人一人の解答を読みながら、ほぼすべての選手たちが苦しみ、或いは睡魔と闘いながら取り組んだことが手に取るように伝わってきました。しかし、全員が論文を完成させ、提出してきたこと、内容的にも試行錯誤を繰り返し、友人たちと相談しながら、個々に頭の中で推敲を繰り返したことは、選手たちの将来にきっと役立つものと信じています。


入選者は

田代慧君

永井悠吾君

男全優尽君


でした。

旭山動物園観光

最終日は、朝練をした後に旭山動物園へ。北海道を満喫した4泊5日となりました。

なお、2022年度は、規模を拡大し開催する予定です。

Special thanks!!

今回のキャンプは、多くの企業、地方自治体の皆様の温かいご支援のもと、実施することができました。ほんの一部ではございますが、ご協力いただきました皆様をご紹介させていただきます。

東川町の皆様

キャンプを開催するにあたり、1年以上前から東川町の皆様と調整をさせて頂きました。

初日には、松岡町長自らご挨拶に来ていただき、志波主将他3名と名刺交換もさせて頂きました。

ロングライドにおいては本場ツール・ド・北海道のサポートチームの皆様のご協力も頂き、無事安全に開催することができました。

そのほかにも、大雪山のふもと、水に恵まれた東川町の中でも最上級の水『大雪旭岳源水』を無償提供頂くなど、ハード、ソフト両面から全面的なご支援を頂きました。

株式会社ヤクルト様

株式会社ヤクルト様からは、今回のキャンプのためにヤクルト400を5日分×70本、ソフールを70個×5日分をご提供頂きました。

朝食時の栄養補給として、選手のみんなが美味しく飲ませて頂きました。とても大好評でお代わりをする選手が続出し、5日分ご提供頂いたのですが、4日間ですべてなくなってしまいました。

その他、ここではご紹介がかないませんが、沢山の企業の皆様のご支援を頂戴し、開催することができました。ありがとうございました。